川越の和菓子店「彩乃菓」(川越市連雀町)が4月23日、新作の大福「フランボワーズ大福」と「ピスタチオ大福」の販売を始めた。
フランボワーズ大福は、フランボワーズの果肉に葛粉や寒天を混ぜ合わせて作った和風ジュレを、白餡とヨーグルトを混ぜた餡で包み、「フランボワーズの甘酸っぱさを最大限に引き出せるよう工夫を凝らした」という。
ピスタチオ大福は、緑色の独特な色味と独特の香りが特徴のイタリア産ピスタチオを白餡に混ぜた。餡の中心にクリームを入れ、周りを柔らかい羽二重餅で包み、「味だけでなく香りも楽しめる大福」になっているという。
小島淳一社長は「和菓子の特徴は餡。ただ素材を包むのではなく、素材によって最適な豆をベストな製法で餡にし、フランス菓子のように組み立てながら商品を作っている」と餡へのこだわりを語る。「それぞれ洋菓子の原料として注目される素材を大福の素材に使うことで、和菓子の可能性を表現した」とも。
新型コロナウイルス感染症対策で、店員は健康確認とマスク着用の徹底、手指の頻繁の洗浄を実施。店内の換気を徹底するほか、来店客用にアルコール除菌液を設置している。
営業時間は12時~17時。水曜定休。