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「川越ベーカリー楽楽」がメロンパンをリニューアル 「ざっくり食感を実現」

ベーカリー楽楽の「バニラ香るザクッとブリオッシュメロン」

ベーカリー楽楽の「バニラ香るザクッとブリオッシュメロン」

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 川越ベーカリー楽楽(川越市元町2丁目)がリーニューアルしたメロンパン「バニラ香るザクッとブリオッシュメロン」の販売を始めて2カ月がたった。

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 リニューアル前の12月と比較して2月は2倍を売り上げたというメロンパン。2月はパン店にとって閑散期で、さらに緊急事態宣言が発出された中でメロンパンの売り上げが伸びたことについて、おかみの上野祐子さんは「このところの暖かさに救われた部分もあるかも」と喜びを語る。

 同店は菓子屋横丁に店を構える創業15年目のパン店で、全てのパンを国産小麦で作っている。店の向かいにはサンドイッチ専門店「サンドイッチパーラー楽楽」を併設している。

 メロンパンのリニューアルは、「人気商品を磨いてもっと人気にするプロジェクト」を2020年の秋に立ち上げ、担当スタッフを決めたことからスタートした。一般的にメロンパンは、パン店の人気商品ランキングに必ずランクインするヒットアイテムで、同店でも人気があった。プロジェクトでは「さらにおいしくすることで、どこにもないおいしさにすることを目指した」という。

 担当に選ばれた川合さんが最初に作ったのが「風味とざっくり食感」。それを実現するため、さまざまな試行錯誤を繰り返した。材料の問屋にも材料を相談し、おいしい砂糖を紹介されて試作してみたところ、「味は良かったよかったが、思う『ざっくり』に近づくことができず行き詰ってしまった」と振り返る。そこで、川合さんは同期の石山さんに相談し、石山さんが新たなアイデアを多数出して川合さんを援護。2人でたくさんのメロンパンのクッキー部分を試作した。その間に「ざっくり」が引き立つようにパンを「ふんわり」させることを上野さんが提案し、パン生地をブリオッシュに変更した。上野さんは「同期2人が力を合わせて作った合作」と話す。

 価格は210円。その他の定番商品は、お味噌(みそ)のパン(210円)、プレミアム食パン(350円)、牛筋煮込みの黒カリーパン(210円)、極太ソーセージのジャーマンポテト風(310円)など。

 新型コロナウイルス対策として、商品はガラスケースの中に陳列し、棚上のパンの前にはビニールカーテンを設置。「空間洗浄」も常時行っている。スタッフは全員マスクを着用し、勤務前に毎日の検温を義務付けている。コロナ対策の一環で、パンのデリバリーも行っている。デリバリー対象地域はホームページで確認できる。

 今後について、上野さんは「定番商品がとびきりおいしい、いつ行っても新しいパンが並んでいる、楽楽のパンなら安心だねと言っていただける店でありたい」と話す。

 営業時間は、8時~17時(コロナ対策で短縮営業中)。

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