「ところざわサクラタウン」(所沢市東所沢和田)に「武蔵野樹林パーク」「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」が8月1日、「角川食堂」が同3日にオープンする。
武蔵野樹林パークは、「角川武蔵野ミュージアム」に隣接する公園。チームラボによるインタラクティブな光のアート空間「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」を常設展示する。同園の林は雑木林を代表するコナラなどの落葉広葉樹から成り、春から夏にかけては緑の移ろい、秋から初冬にかけては紅葉の移ろいがあり、秋にはドングリを熟す。同展示では、森の中に「ドングリ」と呼ばれる卵型のモニュメントが並び、人が触れたり、風に吹かれたりして倒れると、音色を響かせ、自ら立ち上がる。ドングリは特殊な樹脂でできており、表面は鏡のように加工。昼間は周りの木々を映し出し、夜になると色とりどりの光を発して、木々を鮮やかに照らす。
同展示の魅力について、広報担当の木ノ内さんは「隣接する角川武蔵野ミュージアムと一体となり、非
日常を体験できるアート空間が自然の中に広がっている」と話す。「普段あまり接することのない不思議
な空間をぜひ楽しんでいただきたい」とも。
角川食堂は、社員食堂でありながら一般も利用できるレストラン。施設面積は約380平方メートルで、170席のゆったりとした店内には、フリーWi-Fiや電源を備えたカウンター席のほか、くつろげるソファ席、キッズスペースも用意。オフィスワーカーから、近隣のファミリー、イベント目的で来訪した人も「リラックスして食事を楽しめる」という。
看板メニューは、KADOKAWA従業員有志と料理長が研究・開発したオリジナルメニュー「角川食堂カレー」(900円~)。トッピングも用意し、自分好みのアレンジが可能。
ところざわサクラタウン広報担当者は「地域とのつながりを大切にした店づくりをしている。キッズスペースも用意しており、小さなお子さま連れの近隣のファミリーにも使いやすい設計になっている」と地域に向けた思いを説明する。「地元埼玉の生産者と連携し、新鮮な食材を取り入れたヘルシーなメニューを日々取り入れていく」と今後のメニュー展開についても話す。
当面は新型コロナウイルス感染症対策として、80席程度に減らして入店可能者数を制限して営業する。
「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」の8月・9月の展示時間は、昼間=12時~17時30分、夜間=18時30分~22時。入園料は時間帯、曜日によって異なる。火曜定休。ウェブでチケットを購入すると100円引きになるほか、所沢市内在住者は住所が分かる証明書を窓口で提示すれば200円引となる。
「角川食堂」の営業時間は8時30分~17時(16時ラストオーダー)。当面の間は平日のみ営業。