川越氷川神社(埼玉県川越市宮下町)が7月31日に行う夏の祭事「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」が、新型コロナウイルスの影響で今年は神職のみで行うことが決まった。
「夏越の大祓」は「茅の輪くぐり」とも呼ばれ、茅萱(ちがや)で作った大きな茅の輪を、8の字を描くように左、右、左と回り、半年間の身に積もった罪やけがれをはらう。今年は茅の輪を8月6日まで境内に設置する。
権禰宜の荒川裕也さんは「例年とは違った形での祭事となるが、ぜひとも皆さまに茅の輪くぐりをしていただきたい。神前では日々神職が疫病鎮静をお祈りしているので、参拝後はなるべく早く自宅に戻り健やかに過ごしてほしい」と呼び掛ける。
川越氷川神社の「夏越の大祓」は旧暦で執り行うため、7月31日に行う。
同神社の茅の輪は、神職が茅萱を刈りに行き、内側に芯などを使わず、全て茅萱を使った昔ながらの手法で作られている。