川越市が現在、「高校生小説大賞~糠星(ぬかぼし)の輝き~」の作品を募集している。
今年で8年目を迎える同賞は、市制90周年記念事業をきっかけに始まった。同市によると、「糠星とは夜空を彩る無数の星のことで、『あなたの輝きを小説に込めて表現してほしい』という意味を込めている」という。昨年は21編の応募があり、最優秀賞に當堂流美菜さんの「猟犬物語」が選ばれた。優秀賞に塩野貴弘さんの「ある春の日に少女は微笑む」、野城知里さんの「レーザービーム倶楽部」のほか、奨励賞に3作品が選ばれた。
募集するのは小説(ショートショート可)。パソコンで作成した場合はA4版用紙横長使用40字×30行の縦書きで2万字以内、原稿用紙で作成した場合は400字詰め原稿用紙A4版横長の縦書きで50枚以内。応募資格は、市内在住・在学の高校生(原則15歳~18歳)または市内在住で高校生の学年に相当する者。未発表のオリジナル作品に限り、応募は1人1作品まで。
応募作品の中から最優秀賞1点、優秀賞2点、奨励賞3点を選出。入賞者には、賞状と副賞(図書カード)を進呈。入選作品は冊子化し応募者に進呈するほか、図書館などの公共施設に設置。同市ホームページにも掲載予定。入選発表は12月、表彰式は2020年3月を予定する。
選考委員は、作家の盛田隆二さん、埼玉大学教育学部教授の武田ちあきさん。
募集締め切りは9月25日。応募は同市ホームページから。