川越市で11月11日、多文化共生・国際交流パレード「川越唐人揃(とうじんぞろ)い」が開かれる。
祝・ユネスコ登録・朝鮮通信史世界記憶遺産「争わず互いに助け合った歴史を現代によみがえらせる」と称した同イベント。唐人揃いは、江戸時代の川越で行われていた「朝鮮通信使」の仮装行列。2005年、同行列を現代に生かそうと復活。多文化共生・国際友好の祭りとして14回目を迎える。
当日は、江戸時代に行われた「朝鮮通信使」の仮装行列を再現。蓮馨寺(れんけいじ)(連雀町)で開会式を開いた後、蔵造りの街並みを歩く。埼玉に住む在日外国人のタイ人、フィリピン人、在日韓国・朝鮮人などの団体が華麗な衣装と踊りを披露。蔵造り通りと昭和の街でパフォーマンスを展開。同寺で全体交流パフォーマンスも予定している。参加団は約30団体、参加者は300人以上。
イベント実行委員会事務局長の小川さんは「朝鮮通信使の記録が世界遺産に登録され、善隣友好の歴史が見直されいる。今年の唐人揃いパレードには韓国の通信使の子孫20人も参加。川越行列保存会も先導役で参加するなど例年以上に盛り上がると予想される。全国的にも例のないパレードを楽しんでほしい」と呼び掛ける。
開会式=12時~、パレード出発=12時30分~、全体交流パフォーマンス=14時~。