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「川越まつり」370年の節目 ハイライトはちょうちん明かりで照らされる曳っかわせ

過去の川越まつりの様子

過去の川越まつりの様子

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 川越市内で10月20日・21日の2日間、「川越まつり」が開催される。

川越まつりの様子_29年度川越市議会議長賞

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 川越まつりは、毎年10月の第3土曜・日曜の2日間行われる川越氷川神社の祭礼として始まり、松平信綱の祭礼用具寄進から今年で370年の節目となる。国の重要無形民俗文化財に指定されているほか、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている。

 当日は人形や彫刻、幕の刺しゅうなどが異なり、それぞれの個性がある19台の山車が登場する。川越氷川神社から出御する「神幸祭」に始まり、「市役所前の山車ぞろい」「宵山の山車ぞろい」「鳶のはしご乗り」「市役所前の山車巡行」と続く。最後に山車同士が辻で出会った際の祭りばやしの競演「曳っかわせ」が繰り広げられる。

 同まつりは昼と夜で違った楽しみ方ができる。昼には豪華絢爛(けんらん)な山車を比較できる一方、夜はちょうちん明かりで照らされた幻想的な雰囲気を演出する山車が見られる。幻想的な雰囲気の中で繰り広げられる「曳っかわせ」は川越まつりのハイライトとなっている。

 担当者は「江戸天下祭では見られなくなった絢爛豪華な山車行事の伝統を小江戸川越では現在も継承している。一昨年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。週末は日本の伝統祭りを体感しに小江戸川越へ」と来場を呼び掛ける。

 両日ともNPO法人「カワゴエ・マス・メディア」が祭りの模様をウェブサイトで、20日はJ:COM川越がケーブルテレビで、それぞれ生中継を予定。スマホアプリ「川越まつりナビ」で山車の位置情報などの情報を確認できるサービスも行っている。

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