焼きたての蜜芋スイーツ専門店「窯出し蜜いも ほくほく」(川越市元町)が8月21日、川越お菓子屋横丁にオープンした。
田島屋酒店が運営する「川越ベーカリー楽楽」の新ブランドとなる同店。同ベーカリーは自家製発酵種や国産小麦など、安全な材料を基本に地元食材にもこだわったパンを販売している。
同店では、「サクとろスイートポテトパイ」3種類(380円)と「蜜いもと河越抹茶のくちどけブレッドケーキ」(640円)、夏季限定の「とろとろ密いものかき氷」(500円)を販売する。
サクとろスイートポテトパイは1時間以上かけ130度の窯で焼き上げたレーズンとラム酒で仕上げた高糖度の蜜芋(サツマイモ)を使用。じっくりと焼き上げることでデンプン質が糖に変わり、甘みの強い蜜芋ができるという。さらに、裏ごし3種類とフィリング。リンゴとクルミを使った「りんご」、十勝生まれの小豆を使った「あずき」、クリームチーズにレモン果汁を加えたレアチーズを使った「レアチーズ」がある。レアチーズは期間限定。ブレッドケーキは、紫芋あんと河越抹茶を練りこんだブリオッシュ生地をクロワッサン生地で巻いて焼き上げている。
同店は工房と店舗が一体になった対面式販売。オーダーを受けると窯から焼きたてを提供。食べ歩きも可能なように三角袋で提供する。持ち帰りでは箱詰めも。
田島屋酒店代表取締役の上野さんは「蜜芋は滑らかにし、粉でサクッとした食感を出すようにしている。素材にこだわり焼き上げている。焼きたての香りもする店は屋台をイメージし、焼きたてをダイレクトに渡せるように設計。焼きたてをその場で食べられる。川越散策のお供にどうぞ」と話す。
営業時間は10時~17時。