ひびき庵(あん)別館(さいたま市浦和区高砂)で2月9日、「川越style倶楽部(くらぶ)2017inフィレンツェ~食と文化が奏でる鐘の音~」事業報告会が開かれた。埼玉県知事をはじめ総勢50人ほどが参加した。
事業報告では、イタリア・フィレンツェで開かれた「日本文化交流会」「世界やきとリンピック」「日本伝統文化の紹介」の様子を紹介。日本文化交流会で行われた着付け、うどん講座、日本の習慣と礼儀作法講座、やきとリンピックの様子が映し出された。映像は、「500年後の子供たちが何かを感じられるもの」と題して作成された。
上田清司県知事、ひびき代表の日疋好春さん、川越style倶楽部総実行委員長の須賀栄治さんなどのあいさつや、試食会も行われた。
試食会では、ひびきの名物「やきトン」の他、彩の国黒豚を使用した「しゃぶしゃぶ」「角煮」、彩の国で採れたイタリア野菜を使った「カナッペ」「ピクルス(カリフローレ、カーボロネロ、リーキなど)」、黒豚やきトン専用の「やきトンビール」などが振る舞われた。
日疋さんは「海外とのつながりや現在の活動は人とのつながりのおかげでできたこと。全国で埼玉・川越が注目されるよう、みんなで魅力を掘り起こし地元に自信を持ちたい。インバウンドを施していきたい」と話す。須賀さんは「川越style倶楽部は世界中から多種多様な人が集まり、コラボでできることを探している。アイデアが生きる場」と話した。
川越style倶楽部は、日疋さんが代表を務める特任団体。世界にも通じる川越(埼玉)ブランドを確立したいという共通の思いを持った経済人・教育人・文化人・芸術人などが参加・運営しており、活動の始まりは2002年に開催した「売れるモノづくりマーケティング研究会」。以降、試行錯誤を重ね海外へと視点を移し、2007年のニューヨークから始まり韓国・上海・シンガポール・フランス・イタリアと「日本文化交流会」を行い、埼玉・川越を通して日本の伝統や文化を紹介している。