川越長喜院で説経節と里神楽 若松若太夫さんと梅鉢会のコラボ公演

舞台「湯起請」

舞台「湯起請」

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 長喜院本堂(川越市幸町)で4月1日、「説経節と里神楽」が開かれる。説経節の若松若太夫さんと川越幸町の里神楽団体「梅鉢会」とのコラボ企画。

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 説経節は、三味線を弾きながら中世から伝わる物語を語る芸能。鎌倉時代に僧侶が説いた教義「説経(教)」が源。若松若太夫の名跡は説経節中興の祖と評された初代(1874年~1948年)より受け継がれ、同イベントに出演する小峰孝男さんは1998年に若松若太夫を襲名。三代目となる。

 小峰さんは2000年より、東京都無形文化財保持者、板橋区登録無形文化財説経浄瑠璃保持者に認定され、2007年には「埼玉県文化ともしび賞」を受賞。「第2回全州世界ソリ祝祭」(韓国全州市)に出演するなど、活躍の場を広げている。

 里神楽は、日本の神道の神事において神を奉納するために奏される歌舞。同イベントに出演する梅鉢会は、埼玉県川越市の囃子連中と東京都葛西囃子連中を中心メンバーとした神楽団体。定期発表会のほか、地元の神社や施設で神楽の奉納を行っている。

 演目は、説経節の「さんせう太夫鳴子唄親子対面」と里神楽の「湯起請(ゆぎしょう)」。

 出演する小峰さんは「説経節の静と里神楽の動が織りなす芸の共演を堪能してほしい」と話す。

 13時開演。定員150人。チケット料金は、一般=1,000円(当日1,200円)、小学生以下=500円。白石藤兵衛商店(TEL 049-222-3323)、近長商店(TEL 049-222-0174)で扱う。

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