川越氷川会館の「むすびcafe」(川越市宮下町)で6月15日から、「安産を願う戌(いぬ)展」が開催される。
川越氷川神社には、安産祈願やお宮参り、七五三など、安産や子どもの成長を願う参拝客が多く訪れる。今回は安産祈願の縁起物とされる戌をモチーフに、願いを込めて作られた「戌」の作品をカフェ内に展示する。
出展作家は、いせ辰さん、千葉惣次さん、千葉真理子さん、石川覚子さん、そぼろさん、橋本恒平さん、botanic村田かつ子さん。
地元川越に窯を構える石川覚子さんの戌人形は、一匹ずつ手びねりで作られ豊かな表情が特徴。豆皿に描かれる戌も、一点一点手で描かれる。ほかにも伝統的な江戸張り子や郷土人形、創作こけし、ぬいぐるみのガラガラや手刺しゅうの布小物など、作家がそれぞれに考えるさまざまな「戌」を展示。気に入った作品はその場で購入できる。
お産が軽く多産であることから、安産や子授けの象徴として親しまれた戌。むすびcafeの齊藤美緒さんは「氷川神社を参拝に訪れた際に、楽しく見ていただければ」と話す。
開催時間は10時~17時。観覧無料。今月27日まで。