成田山川越別院(川越市久保町9)で11月23日、「火渡り祭」が開かれる。
屋外にまきを積んでヒバで覆い、火を点じて行う修法を「柴燈護摩」と呼び、その上を歩いて渡る「火渡り」。元は山にこもって修行する修験道で発達した修法で、護摩を厳修した後に火渡りを行うと1年間は無病息災で過ごすことができ、所願が成就するといわれている。
同祭は今年22回目を迎え、近年では冬到来を告げる恒例催事として広く知られており、県内外から多数の人が訪れる。
同院の熊木照言さんは「写真や映像の撮影は、節度を持ってほしい。中には結界に入ってくる人がいる」と注意を呼び掛ける。「火渡りは素足で行うので、女性はストッキングなどを履かないように。足を洗った後に拭くタオルがあると良い」とも。
駐車場はなく公共交通機関の利用を呼び掛ける。
護摩は13時~。火渡りは14時前後~(火の燃え具合によって異なる)。雨天決行。初穂料=3,000円、5,000円、1万円、2万円。前日までに要予約(TEL 049-222-0173)。