
川越市内外の茶農家・紅茶専門店・喫茶店・菓子店などが出店する「川越紅茶フェスティバル」が3月30日、蓮馨寺(川越市連雀町)境内で開催され、大勢の人でにぎわった。
前日の雨模様の天気から一転して青空が広がり暖かな日曜日となり、満開に近い桜の花が会場に彩りを添えた。桜をバックに写真を撮ったり、紅茶や菓子などをその場で楽しんだりする人の中には、アジアや欧米からの旅行者の姿も見られた。
「インスタでこのイベントを知り、今回が2回目」と話す、さいたま市在住の女性は、幼い男児を連れて家族3人で来場。好きなティーカップを選んで紅茶と菓子が楽しめる「川越紅茶館coeur a coeur(クーラクー)」の「桜舞い散るティーパーティー」に参加し、「どれも全部おいしい」と笑顔を見せていた。
誰でも演奏可能な「寺ピアノ」の演奏のほか、川越で旗揚げされたミュージカル劇団「うりいろ劇団」によるミュージカルソングショーも披露。会場内に設けた木のテーブルと椅子の飲食スペースでティータイムを楽しむ大勢の人の目と耳を楽しませた。
主催する、同寺近くの紅茶専門店「川越紅茶館coeur a coeur(クーラクー)」店主の吉田幸果さんは「見頃の桜と晴天の下で開催できたことが奇跡のよう。初の大型開催で、どのくらい来てもらえるか心配だったが、過去最多の3000人を超えた。大勢の方にピアノやショーの音楽とともに、ティーパーティーを楽しんでもらえてうれしかった。河越紅茶や狭山紅茶を使った菓子の出店が増え、出店者同士のつながりも生まれ、昼ごろには完売し、ほっとした」と振り返る。
川越産の和紅茶、抹茶、イチゴを使ったカヌレやカステラを販売した「菓子工房HIRO」オーナーシェフの池田さんは「お客さまから『川越産なんてあるんですね』という声を頂き、地元の方にも観光の方にも川越産のおいしいものにもっと触れてほしいと思った。微力ながら菓子を通じて広めていけたら」と話す。
隣に出店した「やまとう栗原園」の狭山紅茶を使ったシフォンケーキ3種を販売した「米粉のシフォンケーキ 白うさぎキッチン」店主の池永さんは「菓子の説明をすると、『食べてみたい』と興味を持ってもらえた。来店した女性と小さなお孫さんが、桜の下で一緒に購入した菓子を食べて楽しそうにしていたのがとても印象的だった。飲食スペースがあることで、より楽しめるイベントになった」と振り返る。
今後について、吉田さんは「常に新しい取り組みにチャレンジし、出店者にもお客さまにも楽しんでもらえる紅茶フェスティバルにしていきたい」と意欲を見せる。