川越のオーダーメードスーツ専門サロン「俺のテーラー」(川越市山田)が12月から、スーツの端材を使ったアート作品の制作を始めた。
普段は廃棄するオーダーメードスーツの端材を再利用する今回の企画。環境保全への貢献を目指す。初回は、川越からJリーグを目指すサッカークラブ「COEDO KAWAGOE F.C」エンブレムをモチーフに制作。同作品は、同クラブに贈呈され、本社オフィスに展示する。
店主の倉持悠也さんは、初回制作について、「『COEDO KAWAGOE F.C』へ応援の気持ちを込め、エンブレムをモチーフにした作品を制作した」と話す。「今までにもスーツ端材を使った紳士服にまつわる商品を数々仕立ててきたが、天然素材で作られた生地の素晴らしさを、アート作品を通じても感じていただきたい」と続ける。
同クラブ代表の有田和生さんは「今回、クラブとしても大事にしているエンブレムを美しいアート作品で表現していただけてうれしい」と喜びと感謝の気持ちを述べた。「来客いただく多くの方にクラブエンブレムをより身近に感じてもらうきっかけになる。『俺のテイラー』の魅力も知っていただければ」とも。