肉料理を扱う川越市内のレストランと肉に合うフードやドリンクを販売する店が集まる「川越肉フェスティバル」が9月16日、「U_PLACE(ユープレイス)」(川越市脇田本町)で開催され、大勢の人でにぎわった。
天候に恵まれ朝から気温が上がった3連休初日。その場で焼く肉の香りと白い煙に包まれた会場に、当日限定メニューを求める人々の行列ができた。目当ての店前の長い列を目の当たりにして、「もっと早くに来れば良かった」と話す人も。同行者と手分けして並んだり、会場に設けたステージで行われるベリーダンスショーなどを見ながらのんびりと待ったりするなど、来場者は思い思いにイベントを楽しんだ。
主催する「川越Farmer’s Market」イベント担当の石川さんは「ユープレイスでの開催は一年ぶりだが、回を重ねるごとにイベントが認知され来場者が増えているのを感じる。今年は会場各所に飲食スペースを設けアルコールも提供したので、以前よりも滞在時間が長くなったように思う。肉フェスと会場施設の両方を楽しんでもらえたのでは。出店者も来場者増加を想定し、昨年よりも数量を増やしていたので、長い時間提供できたのも良かった」と振り返る。
「たくさんの人に店を知ってもらいたい」と初出店した、今年5月オープンの「焼肉ハレトケ」はイベント前からの大きな反響もあり、「上州和牛カルビ・ロース食べ比べ丼」など用意した分は全て完売。昨年よりも多い500本の焼き鳥(やきとん)を用意した「やきとり裕次郎」は、午前中から絶え間なく焼き続け、午後には完売した。
石川さんは「次回は来年春に、ウニクス川越・ウエスタ川越で開催予定。会場が広くなり出店数が増えるので、初出店も加わると思う。楽しいイベントになると思うので、ぜひ楽しみに待っていてほしい」と呼びかける。