西武本川越ぺぺの「ぺぺ広場」で9月2日、「ファーマーズマーケット」が開かれ、地元の農作物やできたてのフード、冷たいドリンクなどを求める大勢の人でにぎわった。
昨年は台風の影響により中止したため、2年ぶりの開催となった同イベント。当日は朝から晴天で気温の高い一日となった。コロナ禍で前回設置していた囲いと出入り口がなくなり、どこからでも自由に出入りできるようにした。来場者の中には外国人観光客の姿も見られた。
早い時間から来場者の注目を集めたのは、暑さや雨不足から値上がり傾向にある農作物。「@FARM(アットファーム)」は曲がったキュウリやナス、ピーマンなど、形がふぞろいな採れたて野菜数種類を用意し、組み合わせ自由の詰め放題で販売。「キュウリが好きだからキュウリを多めに」「いろいろな種類をまんべんなく」など、店のスタッフに上手に詰めるコツを聞きながら、小さな子どもから大人まで大勢の人が楽しんだ。
昼頃にはフードやドリンクにも注目が集まり、会場内に設置したテーブルで、できたてのメニューを楽しむ来場者も。厳しい残暑を見越して冷たいドリンクやかき氷を提供する店も多く、初出店の「Angelique(アンジェリケ)」は手回しのかき氷器を用意。大人が手伝いながら、子どもが自分で氷を削れるようにした。
西武本川越ペペ担当の遠藤くるみさんは「今回はどこからでも出入りでき、開放感のあるイベントになった。天候にも恵まれ、買い物を楽しんでもらえている様子がうかがえた。初出店の3店や、『西武特急シリーズ』とのコラボ企画として実施した抽選会も非常に好評だった」と振り返る。「次回は観光帰りの方にも立ち寄ってもらえるような内容とタイムスケジュールを組みたい」と意欲を見せる。