7月29日・31日に開催された「川越百万灯夏まつり」で、実行委員会が日本たばこ産業と協力し市民参加型の清掃活動「ひろえば街が好きになる運動」を行った。
「川越百万灯夏祭り」は、川越城主松平大和守斉典が1849年に病没した後、三田村源八の娘、魚子(ななこ)が斉典候の恩義に報いるためと新盆に切子灯籠を作り、玄関に飾ったのがきっかけとなり、町じゅうに広がった。その後、1960(昭和35)年、川越市、川越観光協会、川越商工会議所の主体で復活し、当時の面影を残し市民参加型の祭りとしてにぎわうようになった。
同運動は、通称「ひろ街」として「『拾う』という体験を通じて『捨てない』気持ちを育てたい」という願いの下、同社が継続的に続けている社会貢献活動。市民にごみ袋とごみ拾い用のトングを配り、ごみを回収してもらう。参加型の祭りの一環として、祭りでにぎわう大正浪漫夢通りのごみを拾った。2年連続で川合善明川越市長も参加した。
川越百万灯夏まつり実行委員会の齋藤さんは「川越百万灯夏まつりで『ひろ街』を実施することにより、より多くの方にごみを拾っていただけた。来年以降も催事の際に『ひろ街』を実施し、『拾うことで捨てない気持ちを育て』、川越の街をより良い街にしたい」と話す。