川越西文化会館(川越市鯨井)で7月19日、自然写真家の岡田裕介さんの写真展が始まった。
岡田さんはフリーのフォトグラファー。海辺の生物をテーマに活動している。2009(平成21)年には「ナショナルジオグラフィック国際写真コンテスト」で自然・動物部門の奨励賞を受賞。今回の展示では今までに撮影してきた、バハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ乳類、北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギン、与那国島の与那国馬など約60点の写真を展示する。
今回の展示のきっかけについて、同館の湯浅光平さんは「近隣に写真愛好家団体が多く、展示ロビーを定期的に利用してもらっている。近隣の高校写真部も活躍していることから、川越西文化会館でプロの写真家の講演会、写真展を開きたいと思っていた」と話す。「普段見ることができないプロの写真作品をぜひ多くの方に見てもらい、写真の魅力を感じてほしい」とも。
岡田さんは「世界中を旅して出合った美しい景色の中に生きる野生動物。そこに訪れて実際見れれば一番良いが、そうもいかない秘境ばかり。映像で見るのもいいが、写真はたった一枚から得る情報しかないからこそ、見る人の想像力でその人だけの世界が無限に広がる。ぜひ写真展で、あなただけの小さな旅を楽しんでいただければ」と呼びかける。
展示時間は10時~16時(初日のみ13時から)。入場無料。7月23日まで。