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川越で「和くわく市&河越お茶日和」 戦国茶会や座禅などの体験も

茶の産地や銘を当てる遊び「闘茶」を現代風にアレンジして再現した戦国茶会

茶の産地や銘を当てる遊び「闘茶」を現代風にアレンジして再現した戦国茶会

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 「和くわく市」と「河越お茶日和」が3月5日、「ウェスタ川越交流広場&ウニクス川越」(川越市新宿町)で同時開催され、大勢の人が「川越の和と茶」の魅力に触れ買い物や飲食を楽しんだ。

川越で「和くわく市&河越お茶日和」

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 寒さも和らぎ小春日和となった当日、会場には「和と茶」をテーマにした約60のブースが並び、来場者を出迎えた。入り口付近にはリサイクル着物や和小物、アクセサリーや雑貨を販売する「和くわく市」、奥には茶葉、茶器、茶を使ったフードや茶に合うスイーツなどを提供・販売する「河越お茶日和」、その間に座って飲食できるスペースを設けた。出店者や関係者を中心に多くの和装した人が歩き回り、会場は「和」のムード一色に。

 「和と茶」のみならず、「春」をテーマ加えた季節感あふれる雑貨やメニューも多く見られた。盆栽を扱う「嶺松園(りょうしょうえん)」のブースでは「しだれ桜」の盆栽に足を止め、好みの形のものを吟味して買い求める人の姿も。「昨年も来て、このイベントを楽しみにしていた」と話す市内在住の女性も時間をかけて「しだれ桜」の盆栽を選び、手入れの仕方などを店の人に詳しく聞いて「月末ごろの開花が楽しみ」と笑顔を見せていた。

 主催する「川越Farmer’s Market」イベント担当の石川さんは「昨年始まったばかりのイベントだが、開催前から期待する声が多かった。当日は約4000人の来場者でにぎわい、認知度が上がってきたと感じる。川越の和文化、茶文化を知ってもらうことを目的に始めたが、これまでありそうでなかった『和と茶の一大イベント』として定着してきたことを実感した」と話す。

 「肉巻きおにぎり」「狐(きつね)のおいなり」を販売した初出店の「cafeプラグ」は商品が完売し、「反響の大きさが想像以上だった」と驚く。和のアクセサリーや雑貨、古書を販売した「ハルパリブックス」は「初めてのイベント参加に緊張しながらも、お客さんとの交流を楽しめた」と振り返る。「河越抹茶あん団子」などを販売した「川越伊勢屋」も商品が完売し、「お茶・抹茶好きな人がこんなに多いとは」と話す。

 石川さんは「和と茶のイベントはまだまだ発展途上だが、今後さらに大きく展開し、『着物で楽しむイベント』というのも根付かせたい。次回はまた新たな出店者も加えて、川越の和と茶の魅力を発信していく」と意欲を見せる。

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