ライスセンター金子(川越市新宿町2)が経営している米の直売所「小江戸市場カネヒロ」(大中居)の敷地内に地元の食材にこだわった料理を提供するキッチンカーが登場して1カ月がたった。
同直売所は米の検査登録機関でもあり、市内の米農家から集めた米の検査から販売までを行っている。同社では米の生産も行っており、近隣農家と連携し「河越米」としてブランド販売も展開。川越市のふるさと納税の返礼品にもなっている。
「河越米」の良さをもっと気軽に感じてほしいと始めたキッチンカー。河越米を使ったキーマカレーと、同社社長の金子宏さんが若い頃に佐野でラーメンの修業をして店舗展開も行っていた経歴から、ラーメンを販売している。同社の「雑穀エキスパート」が作った、地元のもち米とササゲを使った赤飯も用意する。
猫のオブジェが目を引くキッチンカーはアメリカのスクールバスを改装し、金子さんが飼っていた猫の名前が「トラ」だったことから「トラ‘s キッチンバス」と名付けた。金子さんは「青竹で打った麺を味わえるラーメンと、そのラーメンのスープをベースに長年研究した各種スパイスを使ったキーマカレー、地元のもち米と最近では珍しくなったササゲを入れた赤飯をぜひ、食べに来てほしい」と呼びかける。
「今後は、この場所でマルシェなども展開していく。河越米だけでなく、川越の農産物なども販売していき、川越を盛り上げていけたら」と話す。
キッチンカーの営業は、月曜~金曜の12時~14時30分ごろ、17時~18時30分ごろ。雨天など荒天の場合は営業休止。