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川越市立美術館に巨大アート「飛び立つ雁」 市民500人超の手形で描く

「飛び立つ雁(かり)」

「飛び立つ雁(かり)」

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 川越市立美術館(川越市郭町2)で6月28日、巨大アート「飛び立つ雁(かり)」の展示が始まった。川越出身の現代アーティスト・松岡智子さんと540人の市民の共作で、横10メートル、縦13.5メートルの大作。

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 5月14日に開かれた川越市市制施行100周年記念イベント「KAWAGOE SUNRISE 2022」の中で、松岡さんと普段まちづくりに関わる機会が少ない若者や外国人、障がいを持つ人や市内の大学生ボランティアが手形で作り上げた。

 松岡さんが雁の胴体部分を、参加者は多様な色を用いて翼の部分を描いた。雁は30年前の川越市制施行70周年の際に、川越市の鳥として認定された。古くから川越地方を表す歌に詠(よ)まれたり、川越城の別名が「初雁城(はつかりじょう)」と呼ばれているように、川越とは「歴史的なつながりが多い鳥」といわれている。

 同作品の制作イベントを担当した川越青年会議所の星野さんは「市制施行100周年に当たり川越の記念になるアートを皆で作りたいと考えた。この巨大アートが50年、100年後の未来へ向けて、記憶に残るものになれば」と期待を込める。

 展示時間は10時~16時(最終日は15時まで)。「飛び立つ雁」は観覧無料。7月3日まで。

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