川越の個室ワーキングスペース・個室居酒屋の「いちのま、」(川越市中原町)が新メニュー「川越太麺焼きうどん」の提供を始めて1カ月たった。
川越「いちのま、」が「川越太麺焼きうどん」提供開始 うどんで地元を盛り上げ
この焼きうどんは、埼玉県産のブランド小麦「あやひかり」を100%使った、モチモチの食感が特徴の太麺。「キャベツやニンジンなどの野菜のシャキッとした歯応えと太麺の食感が好評」だという。社長の倉持俊介さんは「味付けには苦労した。太麺に負けず、かつ癖になる味付けにするのにはとてもこだわった」と話す。
武蔵野地域は江戸時代から、稲作に必要な水源に乏しかった。そのため小麦が作られ、うどんは代表的な郷土料理の一つとなった。以降、日常の食事から冠婚葬祭等の行事など、さまざまな場面でうどんが食べられたという。現在、埼玉県はうどんの消費量や店舗数で全国2位の隠れうどん県。今回のメニューについて、「川越を盛り上げるようなメニューを作りたいと考えたとき、焼きうどんを思いついた。焼きうどんで盛り上げて埼玉県を日本一のうどん県にしたい」と話す。
「焼きうどんを通じて、まずは当店を知ってほしい。将来は近隣の店の方々と協力して、川越といえば焼きうどんと言われるようにして、観光も含めて大きく流れを変えたい。それくらい焼きうどんには可能性があり、魅力があると思っている。ぜひ一度食べていただければ」とも。
価格は880円(個室利用30分無料)。個室利用時は300円。テイクアウトは780円。24時間営業・年中無休。