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「ラストサンデーマーケット」に新会場 川越八幡宮の参道にも朝取り野菜など

川越八幡宮での開催の様子

川越八幡宮での開催の様子

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 川越八幡宮(川越市南通町)の参道で4月24日に初めて開かれた日曜市「ラストサンデーマーケット」が、朝採り野菜を買い求める人でにぎわった。

「ラストサンデーマーケット」に新会場 川越八幡宮の参道にも朝取り野菜など

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 「近隣地域の生産者と消費者が交流しながら、信頼できる関係性の中で暮らしを作ること」をコンセプトに開く同イベント。2019年8月、ゲストハウス&カフェ「chabudai(ちゃぶだい)」(三久保町1)の軒先で開いたのが始まり。最近では毎月最終日曜にchabudaiと「古民家 恵比壽屋」(石原町1)の2カ所で開いてきた。今回から会場に川越八幡宮が加わり、今後は3カ所で開いていく。

 主催者で「8+8Cafe(はちじゅうはちカフェ)」(南通町)店主の塔筋シンイチさんは「川越駅の近くでも楽しんでもらいたい」と考え、chabudai共同代表の西村拓也さんと協力し、3カ所目の会場として同神社に働きかけたという。

 当日は5軒の農家や店舗が参加。レタスや大根などの朝採り野菜、お菓子やジュースを販売する。「まるさのやさい」は、レタスやキャベツ、ハーブなどを販売。小野農園は、若桜大根などの大根、ビーツやレタスなどをそろえる。市川農園は、「コシヒカリ」「イセヒカリ」などの米、ハーブやアスパラガスなどを販売。「8+8Cafe」は米粉を使ったシフォンケーキを、「Miwa Sanpo」は高知県産のユズを使った「ユズソーダ」を販売する。好きな花を自由に水の上に浮かべて作る「花手水(はなちょうず)」のワークショップも開いた。

 出店者からは、「元気な野菜を食べて、健康作りに役立ててほしい」(「まるさのやさい」斎藤さん)、「土作りからお客さまの口に入るまで、大切に愛情込めて育てた野菜を安心して食べてほしい」(「小野農園」小野さん)、「野菜は基本的に無能薬、無化学肥料、極力有機肥料も使わずに自然栽培で育てている。形は整っていないが味は良いので食べてほしい」(「市川農園」市川さん)、「参道でイベントができて良かった。これから、ここにたくさんの店が並ぶと、ますます朝が盛り上がると思う」(「Miwa Sanpo」三輪さん)、「自信を持って薦められる生産者がそろっているので、ぜひ足を運んでほしい」(塔筋さん)と、それぞれに思いを口にする。

 今後について、塔筋さんは「日曜の朝、川越に来て朝市を回ってほしい。各会場で、それぞれ違う特色の農家や店を見て、朝の気持ちの良い時間に買い物を楽しんでほしい。将来的には会場を増やして、『ラストサンデーマーケット』のマップを作り、それを見ながら巡れるようにしたい」と意欲を見せる。

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