ウェスタ川越(川越市新宿町1)の活動室で4月16日、「川越アートプロジェクトシンポジウム」が行われる。主催は川越青年会議所。
同シンポジウムは川越市市制100周年記念事業の一つで、アートを通じたまちづくりの可能性をパネルディスカッションを通して探る。
観光地として栄えてきた川越の観光客数は2021年度に半減、外国人観光客では9割以上の減少となっている。そうした中、青年会議所ではコロナの影響の中でも可能な、まちづくりの運動を展開してきた。しかし、コロナ禍や言語の問題から外国人との交流は進まなかったという。アフターコロナでは、グローバルな対応も求められる。シンポジウムを発案した千田明寛さんは「絵画や音楽、ファッションなどの芸術は国籍や人種・性別・障がいの有無など、言葉の壁を超えて人に感動や勇気を与えてくれる。市制100周年を川越に住まう皆で盛り上げたい、コロナで活気が失われたまちに再び元気を与えたい。そんな思いからアートを通じたまちづくりに着目した」と話す。
パネリストには、川越で長年にわたり着物の普及に努めてきた、NPO法人「川越きもの散歩」代表理事の藤井美登利さんと、昨年フランス・ルーブル美術館で個展を開いた川越出身の現代アーティスト・松岡智子さんを招く。
開催時間は13時~14時30分。参加無料。シンポジウムの模様はZoom配信も行う。