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「小江戸川越お芋フェス」 トラックでの芋掘り体験やライブミュージックも

つぼ焼き芋などを販売した「OIMO Cafe」

つぼ焼き芋などを販売した「OIMO Cafe」

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 「ウニクス川越」(川越市新富町)と「U_PLACE(ユープレイス)」(脇田本町)で11月21日、「第4回小江戸川越お芋フェスティバル」が開かれ、大勢の人が名物のサツマイモやステージプログラムなどを「五感で」味わった。

小江戸川越お芋フェス

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 初の2カ所同時開催となった同イベントは天候に恵まれ、朝から多くの人が訪れた。サツマイモ農家や飲食店によるさまざまな品種の焼き芋を始め、サツマイモを使った料理や焼菓子、和菓子などが並び、各店がイベント用に考案した独自のメニューに行列ができた。

 生産から加工、販売までを一貫して行う飯能のサツマイモ農家「芋はん」のブースでは、さまざまな品種の生のサツマイモ、焼き芋のほか、カップの「まるごとやきいもアイス」や「焼き芋に合うコーヒー」を販売。「実は以前はコーヒーが飲めなかった」と笑う代表の鈴木志生梨さん。「焼き芋とコーヒーは作り方がとても似ている。それを発見してから、どんどんコーヒーにはまってしまった」と話す。豆の焙煎(ばいせん)業者と相談を重ねて共同開発したコーヒーは、焼き芋の品種に合わせた「べにはるかブレンド」「シルクスイートブレンド」「ふくむらさきブレンド」の3種類。「芋の食べ比べとともに、芋とコーヒーのペアリングを楽しんでほしい。もちろんアイスにもよく合う」と胸を張る。

 ユープレイス会場のステージでは、バイオリンとギターの演奏会やさつま芋紙芝居を披露。ウニクス川越会場では、トラックの荷台での芋掘り体験やさつま芋紙芝居、川越のご当地ヒーロー「鎧勇騎月兎(がいゆうきげっと)」との写真撮影会のほか、川越青年会議所公式キャラクター「時の鐘マン」の妹「時の鐘美(かねみ)」が初お披露目された。「時の鐘美」は「まちを盛り上げるだけでなく、地域で活躍する女性たちを応援したい」という思いから生まれた川越市初の女性キャラクター。桜をイメージした色のグローブと、名産のサツマイモ「紅赤(べにあか)」をイメージしたブーツを身に着け、今後「時の鐘マン」と共にSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて活動していくという。

 主催する「川越Farmer’s Market」イベント担当の石川さんは「回を重ねるごとに内容が盛りだくさんになっていき、出店者も来場者も増えている。出店者は『今年はサツマイモを使ってどんなメニューにしようか考えるのが楽しい』と、オリジナルのメニューを考案することに情熱を注いでいた。川越の秋の恒例行事として浸透してきたと実感しているので、10月の芋供養、11月のお芋フェス、12月の献芋式と、今後も川越のサツマイモ発信を続けていく」と話す。

 「川越はサツマイモ文化が根付いている街。これほど多種多様なサツマイモ商品を提供している街は、ほかにそうそうない。川越らしさが感じられるイベントなので、ぜひ毎年11月のサツマイモフェスを楽しみにしていてほしい」とも。

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