見る・遊ぶ 学ぶ・知る

川越のバンブーパームがクラウドファンディング 動物の命と触れ合いの場守る

バンブーパームで動物と触れ合う様子

バンブーパームで動物と触れ合う様子

  • 2

  •  

 Cross Heart(川越市大字池辺)が経営する予約定員制の触れ合い動物園「BambooPalm(バンブーパーム)」(同)が9月17日、動物たちの命と貴重な触れ合いの場を守るためのプロジェクトをクラウドファンディングで始めた。

川越のバンブーパームがクラウドファンディング 動物の命と触れ合いの場守る

[広告]

 バンブーパームは「小さな動物園のような店」。2018(平成30)年、園長の益田慎吾さんが、元々動物が好きだったことや「動物と触れ合うことで多くの人が癒やされ楽しめる空間を作りたい」と考えオープンした。広さ200坪の予約定員制の動物園で、創業以来アザラシやキンカジュー、ショウガラゴなど珍しい動物と触れ合える場を提供。バーベキューや釣り堀もできる。

 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言などで外出自粛が続き、拡大して移転を目指していた2号店(川越)は閉店。1,000万円以上の大きな打撃となったが、オープン間もない状況で被害を受けたため補助金もなく、いつまでこのような状況が続くか分からない中、動物の生活や命を守るためには場所・世話・食事・健康管理など「絶対に削れない」日々のコストがかかる。そこで動物の命を守り、触れ合いの場である店を続けていくため今回、クラウドファンディングを行うことにした。

 集まった資金は、動物の生活を守る費用、世話をするスタッフの生活を守る人件費、動物と客が交流できる場所や店を守る維持費、コストを抑えるための設備や環境を整えることに使うという。

 益田さんは「幸い口コミやメディア、SNSなどで珍しい動物と触れ合える場所として、少しずつバンブーパームを目的に全国からお越しいただいている。観光地である川越に多くの方が足を運び楽しめるような、目玉スポットとして紹介される店になることが目標」と話す。

 「バンブーパームは実際に動物と触れ合い身近に感じることで、大人だけでなく子どもたちにも興味を持ってもらい、そして動物のかわいさを知ることが、これからの動物を守ることにつながっていくと思う。こうした触れ合いができる環境を残し、多くの方に知ってもらえるよう、皆さまと一緒に努力を惜しまず頑張っていきたい」とも。

営業時間は11時~19時。クラウドファンディングは11月21日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース