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西武本川越ぺぺで「ファーマーズマーケット」 来場者と地元農家らが直接交流

「赤一商店」のブースに所狭しと並ぶ朝採れ新鮮野菜

「赤一商店」のブースに所狭しと並ぶ朝採れ新鮮野菜

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 地元農家や事業者など18店が出店する「ファーマーズマーケット」が10月16日、西武本川越ぺぺの「ぺぺ広場」で開催され、多くの来場者が地元農家らとの直接交流を楽しんだ。

西武本川越ぺぺで「ファーマーズマーケット」

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 2回目となる同イベントは11店が参加した昨年よりも出店数が増え、「『安全、安心、おいしい川越』を見つけよう」をテーマに開催。新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮し、出店者・来場者共にマスク着用を必須とし、入り口で手指の消毒と検温を実施。会場内には「地産地消」「フードロス削減」「地域コミュニティの活性化」などのスローガンが掲げられ、各出店者がこの目標を意識した農作物やフードメニューを販売・提供した。

 早い時間から多くの来場者でにぎわった市内下赤坂地区の農業団体「赤一商店」のブースには、主に葉の部分を食べる「葉大根」、サツマイモの品種「すずほっこり」、生落花生など、スーパーではあまり見かけない珍しい農作物を含め、新鮮な朝採れ野菜が数多く並んだ。見慣れない野菜の調理法やお勧めの食べ方を販売スタッフが説明した。代表の小野さんは「農協に野菜を卸していると普段なかなかお客さんと直に接する機会がないので、こうしたイベントは本当に楽しい。自分たちが一番楽しんでいるかも」と笑顔を見せる。「販売できずに廃棄されてしまう規格外野菜のロスを少しでも減らし、地産地消をモットーに日々楽しみながら頑張っている」と話す。

 「たばちゃん農園」の季節の採れたて野菜、「小野文製茶」の河越茶などの農作物販売のほか、餡(あん)に川越産野菜と小江戸黒豚、川越醤油(しょうゆ)を使った「川越醤油らーめん実行委員会」のギョーザや、「六軒町バルMISMO」の川越産野菜をたっぷり挟んだベトナム風バゲットサンドイッチ「バインミー」などのテークアウトメニューを飲食店ブースが販売。地産地消を意識した各店の商品を、来場者は販売スタッフとのやり取りを楽しみながら買い求めていた。

 複数の店で商品を購入していた市内在住の女性は「スーパーの半額くらいの値段で新鮮な野菜が買えてうれしい。生産者の顔を見て、話を聞いて直接購入できるので、今日はこれまで買ったことがないものも試しに買ってみた。今後もこのようなイベントがあればぜひ来たい」と話していた。

 主催する西武本川越ペペ・商業運営部SC担当の後藤摩那美さんは「お客さまや出店者から好評の声を頂き、川越の魅力をアピールすることができたのでは。西武本川越ぺぺは、川越の街、そして地域の皆さまに支えられ30周年を迎えた。『30年分のありがとう』を伝えるため、地域と連携したさまざまな企画を予定しているので、ぜひ来場いただければ」と呼び掛ける。

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