最明寺(川越市小ケ谷)で7月29日、「川越子ども応援パントリー」で「お片付けSDGs」プロジェクトが始動した。
川越子ども応援パントリーで「お片付けSDGs」プロジェクト始動
同プロジェクトは、「川越子ども応援パントリー」の時野閏さん、最明寺副住職の千田明寛さん、「お片付けサロン」の鈴木ゆりさんがコラボ。「片付けたいけど捨てられない」人と「必要なので譲ってほしい」人をつなげる取り組み。片付け作業の中で出た不用品がパントリーに並んだ。
こうしたイベントについて、パントリーに参加した親は「不要な物を寄付して誰かに着てもらうのはいい取り組み。自分も子どもが小さいときに古着をもらってとても助かった。もう着ないが捨てるにはもったいない服があるので、今後はパントリーの利用だけでなく、不用品の寄付などで支援もしていきたい」と話していた。他にも「自分ではなかなか買えないような物も支援いただけ、お祭りなどのイベントもあるパントリーを企画していただけることに感謝している」「本当にこういう取り組みがあってありがたい」などの声が上がった。
「お片付けSDGs」プロジェクトを企画した鈴木ゆりさんは「整理収納の現場は、捨てる現場を見続けなければいけない。不要になった物の行先まで提案できないか模索していた」と、同プロジェクト立ち上げのきっかけについて話す。鈴木さんが片付けをサポートした人に寄付の取り組みを話し、「多くの人に快く賛同いただいた」という。状態の良いものを選別したが、子ども服、おもちゃ、ベビーカーやチャイルドシートなど、計500点以上の寄付品が集まった。「『誰かの役に立つなら』と、利用者の片付け作業が促進され、お子さま自身も進んでおもちゃを整理してくれた。そのおもちゃを女の子が持ち帰ったのを見たとき、イベントに参加して良かった、という気持ちになった」とも。