ウェスタ川越（川越市新宿町1）で7月31日、まちづくりイベント「Open the future Kawagoe2021」が開催される。主催は川越青年会議所。

　イベントは4つの企画で構成。若者を中心に川越の将来について考える「川越若者会議」では、世代を超えた意見交流会と題して、まちづくりにおける「若者」と「シニア」の観点から、自分たちに何ができるのかを参加者がディスカッションする。実践型ワークセミナー「みんなで作ろう地域貢献」では、ヤオコー（新宿町1）の下池CSR事業部長が、地域の企業を対象にまちと調和する事業を展開する方法について講演。講演後、参加者で事業計画書づくりを展開する。子どもを対象にした企画として、チームワークを育成することを目的とし、野菜や果物の皮から抽出したインクを使い、川越青年会議所のマスコットキャラクター「時の鐘美」の貼り絵を行うイベントも。SDGsの観点から、形がふぞろいなどの理由で廃棄されてしまう野菜を市内の農家から提供してもらい、普段は捨ててしまう皮も利用。他者と協力しながら一つの作品を完成させ、チームワークの心を養う。「仕事×家庭×etc」では、女性が仕事と家庭と人生のライフワークを両立させるための秘訣（ひけつ）について、講師の溝呂木奈美さんが講演。経営者には自社での働き方改革の一助として、主婦層には仕事と家庭の両立、地域貢献の楽しさの気付きのヒントを教える。

　広報担当の千田さんは「コロナ禍にあり、多くの地域イベントが自粛される中で、このような時期だからこそ何かまちのためにできることはないかとの思いを込めた。川越青年会議所が行うまちづくり運動に一人でも多く参加してもらえるよう、魅力的な企画を用意した。ぜひ多くの人に参加していただければ」と呼び掛ける。

　新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、全てのイベントは事前予約制で開催。川越青年会議所のホームページから申し込む。参加無料。ソーシャルディスタンスの確保・マスク着用、消毒を徹底する。