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ウーバーイーツエリアが川越に拡大 自宅で手軽に地元レストランの味も

ウーバーイーツのイメージ

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 世界45カ国でフードデリバリーサービスを展開する「Uber Eats(ウーバーイーツ)」が4月1日、新たに川越市・所沢市・富士見市・ふじみ野市などを対象エリアに加えサービスを始めた。

ウーバーイーツの配達員イメージ

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 ウーバーイーツは、2016年に日本に上陸したアプリで簡単に料理の注文ができるデリバリーシステム。数多くの飲食店との提携などが話題を呼び、主に都市部でエリアが拡大している。

 注文客はウーバーイーツのアプリから、気になった料理を注文。到着する時間はアプリで確認できる。配達するのは、ウーバーイーツに登録したフリーの配達員。ウーバーイーツ最大の特徴として「配達パートナーシステム」があり、登録配達員のうち「近くにいて時間が空いている人」が、オーダーを受けた飲食店の料理を受け取り、自転車やバイクなどで宅配する。キャッシュレス決済にした場合、玄関先への置き配を指定することもでき、感染症の伝染・拡大リスクの軽減にもつながる。置き配の場合、配達完了後すぐにアプリから通知が届く。ウーバーイーツの料金はメニュー代金の他、別途配送料・サービス料がかかるが、事前注文したものをお店に取りに行く「ピックアップ」(持ち帰り)を選択すると、配送料はかからない。

 飲食店側も登録だけで、人員を割かずに店の料理をデリバリーできるメリットがある。ウーバーイーツ埼玉エリアに配達可能な提携店は「マクドナルド」「CoCo壱番屋」「スターバックスコーヒー」などの全国展開のチェーン店に加え、地元レストランなど現在合計310店以上。

 提携店の一つ、地元客が多く通うイタリア料理店「フェリチタ」(川越市新宿町1)の店主は「新型コロナウイルスの影響で来店客は以前の3割ほど。この外出自粛の間、デリバリーが売り上げの多くを占めてくると思う。お客さまにウーバーイーツが浸透するのを期待している。コロナに負けずに頑張りたい」と話す。メニューは一番人気という「渡りガニのトマトクリームパスタ」(1.200円)「生ハムと水菜のペペロンチーノ」(1.100円)「マルゲリータピッツァ」(1.000円)など。

 本川越駅近くに店を構えるハンバーグ店「ばぁーぐ ばーぐ」(新富町2)の店主は「コロナの影響で来店するお客さまが減っている状況を打開すべく、テークアウトやデリバリーにも力を入れたい」と話す。黒毛和牛を毎日店でひいて作る「ばぁーぐばーぐ弁当」(1,500円)「ばぁーぐバーガー」(1,300円)「黒毛和牛ハンバーグ&松坂ももステーキ弁当」(3000円)などがお薦めだという。弁当はご飯大盛り(100円)も選べる。

 レストランの他、洋菓子店やカフェなどの加盟もある。川越産にこだわる地域密着の洋菓子店「パティスリーシエル」(野田町2)の店主は「記念日、普段のおやつ、贈答用など、さまざまなシーンに利用してほしい」と話す。コロナ自粛を受け店内の喫茶スペースを閉めているが、家庭で楽しめる喫茶メニュー「フルーツサンド」(1,300円)をウーバーイーツ開始に向けて考案。地元ベーカリー「二コリ」(仙波町3)のパンに、フルーツとクリームをたっぷりサンドした。「ホールケーキ」(3,400円~)「パウンドケーキ」(1,400円)などもそろえる。

 ウーバーイーツ広報担当者は「ウーバーイーツのミッションは『シンプルで豊かな食生活を、いつでも、誰にでも』。このミッションを実現するため、サービスをご提供できる地域の拡大に積極的に取り組んでいる。日本には昔から出前文化があり、デリバリーサービスに親和性が高い。川越の皆さまに、アプリのタップ一つでさまざまな料理をオーダーできる楽しさ、その料理が平均30分で届く便利さを、体験いただきたい」と呼び掛ける。

 ウーバーイーツ埼玉の営業時間は9時~24時まで(注文は店舗の営業時間によって異なる)。

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