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川越長喜院で「説経節と里神楽」 伝統芸能で佐倉義民伝と桃太郎

舞台写真

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 川越長喜院(川越市幸町)で5月12日、「第3回説経節と里神楽」が開かれる。説経節の若松若太夫さんと川越幸町の里神楽団体「梅鉢会」とのコラボ企画。

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 演目は、説経節「佐倉義民伝(さくらぎみんでん)-甚兵衛渡し場より住家子別段-」を若松さんが語る。梅鉢会は里神楽で名作「稲荷山」を披露。創作神楽「桃太郎」も予定。

 説経節は三味線を弾きながら中世から伝わる物語を語る芸能。鎌倉時代に僧侶が説いた教義「説経(教)」が源。若松若太夫の名跡は説経節中興の祖と評された初代(1874~1948)より受け継がれ、同イベントに出演する小峰孝男さんは1998年に若松若太夫を襲名。3代目となる。

 若松さんは東京都無形文化財保持者。板橋区登録無形文化財説経浄瑠璃保持者に認定され、「第2回全州世界ソリ祝祭」(韓国全州市)や「第1回東京無形文化祭」に出演するなど活躍の場を広げている。

 里神楽は、日本の神道の神事において神を奉納するために奏される歌舞。梅鉢会は川越市の囃子(はやし)連中と東京都葛西囃子連中を中心メンバーとした神楽団体。定期発表会のほか、地元の神社や施設で神楽の奉納を行っている。

 若松さんは「襲名21年目を迎え張り切っている。皆さまに語りの面白さを味わっていただきたく一所懸命に語るので、ぜひ来場を」と呼び掛ける。

 13時30分開場、14時開演。

 定員150人。チケット料金は、一般=1,500円(当日1,800円)、小学生以下=500円。白石藤兵衛商店(TEL 049-222-3323)、近長商店(TEL 049-222-0174)で扱う。

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