川越の画廊「ギャラリーユニコン」(川越市中原町)で3月24日から、画家・出射茂(いでいしげる)さんの個展「おもちゃ箱の中の神話」が開かれる。同ギャラリーでは3年ぶり。縫い込みコラージュ作品に続く2回目の開催となる。
出射さんは一般的な油彩画作品という枠にとどまらない不思議な作品を描き、毎回テーマに沿った内容で個展発表している。日本各地で個展を精力的に開き、海外のアートフェアでも活躍。「風のリーラ」「森のフォーレ」の絵本出版、ピアニスト松川儒さんとのパフォーマンス・コラボレーションも。上野の森美術館大賞展・優秀賞、三浦美術館大賞展・大賞を受賞。
期間中、「ウォーキング・ドローイング」「水面に遊ぶ」「天使の仕事」「花の周り・フェアリー」などの作品約30点を展示予定。
同ギャラリー代表の中村さんは「この個展は、映像からコトを始め、その制作過程に派生したイメージをドローイングや絵画作品に展開。150号の大作から小さなオブジェ作品、インスタレーションまであり、核となる映像作品ではクレイアニメーション+アルファの短編がパソコン上で再生され、子どもたちにも親しみやすい展覧会。春休み期間中でもあるので、小江戸散策がてらお越しいただければ」と呼び掛ける。
営業時間は11時~18時。水曜定休。4月7日まで。