川越市は市内の小学生に音楽の楽しさを伝える活動に参加できるアーティストを募集するとして、人材発掘公開オーディションを行う。合格者は2016年度から2年間、市内小学校でワークショップ付き演奏会や、市主催のイベントへ出演できる。
オーディションの参加条件は18歳以上の川越市出身・在住・在勤・在学(卒業可)のいずれかで、平日の活動が可能な人。楽器はアコースティック楽器を使い、1~5人で構成することが条件。合格者は2年間、市内の小学校で音楽の楽しさを伝えるために有償でワークショップ付き演奏会を行い、任期終了後は主管の市施設管理公社が行っているアーティストバンクに登録し、活動支援を受けられる。
応募者は参加申込書・自身の演奏を録音したCD音源を送付し、書類選考・音源選考を受ける。書類・音源選考通過者は来年1月17日に川越市やまぶき会館(川越市郭町1)で行われる公開オーディションで最終選考を受ける。審査員は尚美学園大学教授、東邦音楽大学教授、川越市文化団体連合会会長を予定。
「市内のアーティストの方に、ぜひ表現の場の一つとして利用してもらいたい。小学生対象のワークショップについてはこちらでもバックアップをしっかり行っていき、一緒に成長していきたいと考えているので、ぜひ気軽に応募していただきたい」と、川越市施設管理公社事務局の江口日子さんは話す。「オーディションは今年初めての開催。来年以降も市内のアーティストの方々の活動を支援できるような事業を行っていきたい」とも。
参加申込書の募集締め切りは12月9日(消印有効)。