川越市立博物館(川越市郭町)で1月19日から、「むかしの勉強・むかしの遊び」展が開かれる。生活の移り変わりをテーマにした同イベントは今回で29回目。
小学生の社会科の学習内容に合わせた同展では、昭和30年代から現在に至るまでの学校での勉強の様子や遊び、暮らしの様子が分かる道具や資料を展示。昭和30年代の木の机や椅子が並ぶ教室やガラスケースが並ぶ昭和40年代の駄菓子屋を再現。昭和45年代の台所やこたつのある和室の再現では、テレビや炊飯器など家電製品が取り入れられた当時の生活を鑑賞できる。
川越城の二の丸跡にある同館は、市内に数多く残る貴重な文化資料を収集し公開している。収蔵していた「ちょっと昔の資料」を学校での学習に生かし、身近にある文化財に触れ興味を持ってもらうのが目的。親子3代で楽しめ、子どもだけではなく、昔の道具や資料の展示を楽しみに、毎年行われる同展に足を運ぶ大人も少なくないという。
同館・教育普及担当の伊藤直仁さんは「博物館プレゼンツのタイムスリップ旅行を楽しんでほしい」と来館を呼び掛ける。
開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(2月11日除く)。入館料は、大人=200円、大学生・高校生=100円、中学生以下無料。3月3日まで。