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川越長喜院で若松若太夫襲名20周年記念「説経節と里神楽」公演

「菩比上使」

「菩比上使」

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 長喜院本堂(川越市幸町)で9月24日、「説経節と里神楽」が開かれる。若松若太夫襲名20周年を記念した同イベントは、説経節の若松若太夫さんと川越幸町の里神楽団体「梅鉢会」とのコラボ企画。4月の開催に次ぎ2回目となる。

 説経節は三味線を弾きながら中世から伝わる物語を語る芸能。鎌倉時代に僧侶が説いた教義「説経(教)」が源。若松若太夫の名跡は説経節中興の祖と評された初代(1874~1948)より受け継がれ、同イベントに出演する小峰孝男さんは1998年に若松若太夫を襲名。3代目となる。

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 小峰さんは2000年、東京都無形文化財保持者、板橋区登録無形文化財説経浄瑠璃保持者に認定され、2007年には「埼玉県文化ともしび賞」を受賞。「第2回全州世界ソリ祝祭」(韓国全州市)に出演するなど、活躍の場を広げている。

 里神楽は、日本の神道の神事において神を奉納するために奏される歌舞。同イベントに出演する梅鉢会は、埼玉県川越市の囃子(はやし)連中と東京都葛西囃子連中を中心メンバーとした神楽団体。定期発表会のほか、地元の神社や施設で神楽の奉納を行っている。

 演目は説経節の「小栗判官矢取り」(おぐりはんがんやとり)と里神楽の「菩比上使」(ほひのじょうし)、「福寿の舞」(ふくじゅのまい)。

 出演する小峰さんは「菩比上使はいわゆる国譲りの神話。天菩比命が天照大神の命を受け、大国主命の治める豊葦原中津国(とよあしはらなかつくに)を差し出すように使者に立つが、酒を飲まされ、舞をさせられて、散々な目に遭うという話。日本の古くからの物語をゆっくりと楽しめるよう企画している。ぜひ来場を」と呼び掛ける。

 13時開演。定員150人。チケット料金は、一般=1,500円(当日1,800円)、小学生以下=500円。白石藤兵衛商店(TEL 049-222-3323)、近長商店(TEL 049-222-0174)で扱う。