川越の映画館「川越スカラ座」(川越市元町)で8月5日、弁士・伴奏付き無声映画「メトロポリス」上映会が開かれる。
メトロポリスは1926年製作のドイツ作品。ドイツ無声映画期を代表するフリッツ・ラングさん(1890~1976)が監督を務め、100年後の未来都市を描いているSF映画。当日はアメリカ編集版を基にサイレント映写回転で復元。主演は、同作品で人気を博したブリギッテ・ヘルム。ほかに、グスタフ・フレーリッヒさんら。原作・脚本はテア・フォン・ハルボウが手掛けている。
同館では2014年から不定期で弁士・伴奏付き無声映画の上映会を行っており、今回で13回目。同イベントはオフィス・アゲインが企画、製作、提供。同社は、日本独特の芸術文化である弁士の語りと和洋合奏による伴奏音楽で無声映画を広める活動を各地で行っている。
弁士はハルキさん、ピアノ演奏を新垣隆さんが務める。同社の松田さんは「弁士ハルキさんとピアノ奏者新垣さんのゴールデンコンビによるサイレント映画で楽しい真夏の宵を」と呼び掛ける。
16時30分開場、17時開演。上映時間122分=アメリカ編集版。料金は、前売り=2,000円、当日=2,500円。全席指定。前売り券は川越スカラ座窓口で販売。メール、ファクス(049-223-0733)でも受け付ける。前売り券で完売の場合、当日券は販売しない。