川越八幡宮神社(川越市南通町)で6月30日から、「茅の輪(ちのわ)くぐり」が行われる。
茅の輪くぐりは江戸時代初期から行われている伝統行事。夏越の大祓(なごしのおおはらい)とも呼ばれ、形代(かたしろ)に自分の病気や災難を移し、茅(ちがや)で作られた縦横3メートルの茅の輪をくぐることで邪気をはらい心身共に清める神事。夏越大祓は16時開始。宮司に続き茅の輪をくぐる。
茅の輪くぐりは、1度目は一礼し左回り、2度目は一礼し右回り、3度目は一礼し前に進む。八の字を書くように3度くぐり抜けるのが正しいやり方だという。行きと帰りの2度行う。茅の輪くぐりを終えたら拝殿前へ行き、宮司による大祓詞でおはらい。その後、形代に自分の悪いものを移し息を吹きかければ一連の儀式は終了。形代と初穂料を納めれば大祓御札が授与される。
川越八幡宮は、第68代目・後一条天皇の時代、長元3年に甲斐守源頼信によって創祀(そうし)された。縁結び、夫婦円満、勝負の神、合格必勝のご利益を授けている。
担当者は「茅の輪をくぐり、身代わり人形に罪汚れを移し、今年残り半年を健康ですがすがしく過ごしていただければ」と話す。
神事は30日16時~17時。7月6日まで。