ウェスタ川越(川越市新宿町)の大ホールで6月2日、「川越フィルハーモニー管弦楽団」の定期演奏会が開かれる。主催は、川越市民文化祭実行委員会、川越市、川越フィルハーモニー管弦楽団。
川越フィルハーモニー管弦楽団は1992年に結成された、川越を中心に活動するアマチュアオーケストラ。市内在住、在勤、出身の団員が毎週金曜に練習会を行い、地元の公民館などで定期的にファミリー向けのコンサートなどを行っている。1993年に第1回定期演奏会を開催。以後、年に1回開催しており、今回で28回目を迎える。
今回は指揮者に松本宗利音(まつもとしゅうりひと)さんを迎え、ブラームスの交響曲第1番ハ短調作品68、ベートーヴェンの交響曲第2番ニ長調作品36を披露する。
松本さんは、京都堀川音楽高校を経て、東京芸術大学指揮科へ進み、卒業時にアカンサス賞を受賞。2012年より自身が常任指揮者を務める「Orchestra MOTIF」で毎年の定期演奏会を開催。ミャンマー支援のためのチャリティー公演も行い、これまでに3度のミャンマー遠征で養育施設ドリームトレインでの演奏会、音楽教育に携わっている。
担当者は「近年、インターネットなどでさまざまな演奏を自宅で手軽に聴ける機会が増えているが、ホールに足を運んで生演奏を楽しむことの価値は、以前にも増していると感じる。音楽を通して演奏者とお客さまとの時間の共有を味わうことは、その瞬間に、その場所でしかできない。演奏会場でクラシック音楽を聴くことの楽しさを少しでも感じていただけたら」と来場を呼び掛ける。
13時開場、14時開演。チケットは全席自由で、当日=1,000円、前売り=800円。ウェスタ川越総合案内、川越市施設管理公社(やまぶき会館内)、西文化会館(メルト)、南文化会館(ジョイフル)、4日からは川越市役所、川越福祉の店(川越アトレ1階)でも販売する。ネット予約、電話予約も受け付ける。