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川越市連雀町に飲食店「すずのや」 昭和20年代築の空き物件をリノベーション

「すずのや」店舗外観

「すずのや」店舗外観

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 川越市連雀町に6月20日、飲食店「すずのや」がオープンした。

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 「建物再生プロジェクト」の一環として、昭和30年代に建てられたという空き物件をリノベーション活用した同店。

 社長の荒木牧人さんによると、2016年11月に川越市が開催した「まちづくりキャンプ」で知り合った仲間と建物再生構想を企画し、老朽化した空き物件のオーナーに活用を打診したという。

 建物の解体や、壁・天井の外装や塗る作業は「まちづくりキャンプ」で知り合ったメンバーや開催したワークショップの参加者たちで行った。「古い建物で使われていた木材をイスやベンチに再生したり、ガス管を塗装して桟(さん)にしたりするなど手作りならではの店舗に仕上がった」と荒木さん。

 荒木さんは「業者にリフォームを依頼すれば、作業日程も短縮ができ効率は良いが、改修作業を自分たちで行ったことで、下校途中の子どもや近隣の地域住民に日々声をかけてもらうなど地域に溶け込むことができた」と話す。

 「店舗も地域住民が集まり、交流できる場所に生まれ変わる。川越市周辺で現在増加傾向にあり課題となっている空き家の活用を、民間が行えば解決するスピードが変わる。今後、同じような志を持った仲間を増やしていけたら」と意欲を見せる。

 営業時間は14時~23時。月曜定休。

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