大人の秘密基地アルコイリス(和光市丸山台)で5月14日、子どものための哲学対話「なんでべんきょうしなくちゃいけないの?」が開かれる。
同イベントは、子どもたちが疑問に思っていることの答えを探す旅と称し、高学年と低学年、各10人程度が2チームに分かれて行う対話形式となる。
開催団体の「チームこてつ」は、大人の秘密基地アルコイリス(arcoiris)で毎月1度実施している「哲学カフェ」に参加している。同団体は、これまで大人の哲学対話を開催してきが、子どもにもじっくり話し合い考える時間が必要と、同イベントを企画。今回は、子どもに向けたイベントとして初の試み。「子ども夢基金活動助成」を受けての開催となる。
プログラム内容は、緊張をほぐす簡単なゲームや遊びのアイスブレイキング、こてつのルール説明、哲学対話(45分程度)。対話後の打ち上げでは、お菓子や飲み物を用意し、おのおのの感想を聞く時間を設ける。
担当者は「大人たち同様に答えのない問いを仲間で考え話し合う時間は、子どもにも大切だと感じる。当たり前に通りすぎてきた日常の『なぜ』、誰も答えを知らない『なぜ』を全員同じ地点、同じ立場で探ることを目指している。普段のおしゃべりとは違う、知的探究心を刺激する空間が広がり、今まで知らなかった心の体験ができる。心が自由になる時間を仲間と共有してほしい」と期待を寄せる。
ファシリテーターは、川上和宏さん(東京学芸大学 教育学博士課程)、重巣悠美さん(こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ入門講座実践講座修了)、池田崇さん。
開催時間は9時30分~11時。参加費は500円(ワンドリンク付き)。小学生が対象。定員は低学年(1~3年生)、高学年(4~6年生)各10人(申込多数の場合、抽選)。