川越市総合福祉センター「オアシス」(川越市小仙波町)で12月15日、介護者が語り合うサロン「いこいの広場」が開催された。主催は川越市在宅介護者友の会。
同会は、介護者が新しい介護知識を得たり、悩みを話し合いながら心身共にリフレッシュしたりすることを目的に活動している。懇親会をはじめ、介護について勉強する研修会を定期的に開くなど、介護者支援に力を注いでいる。
今回の参加者は9人。現役介護者や介護経験者が経験を共有した。「最初は大丈夫だと思っていたが、ベッド介助を繰り返すうちに腰痛を発症した」「大したことない用事でも、夜中に起こされる」「突然人格が変わったかのように暴言を吐かれた」など苦労話が打ち明けられた。老人ホームや病院、医療や年金など社会体制に関することにも話題は及んだ。
事務局担当者は「当会には介護経験者だけでなくソーシャルワーカーや民生員会を経験した方も参加している。実践的で具体的なアドバイスも多い。参加者は介護の悩みを話して、自分の気持ちを分かってもらえるだけでも満足してもらえる」と話す。会場には花やお菓子も用意し、「落ち着いた雰囲気で話せるように」気配りをしているという。
「いこいの広場」は年4回の開催。問い合わせは同会事務局(TEL 049-225-5703)まで。川越市内の介護者と過去に介護を経験した人を対象に、同会への入会・参加を随時受け付けている。