ウエスタ川越大ホール(川越市新宿町)で11月26日、川越市文化芸術によるまちづくり補助金事業の一環として、「鳥越俊太郎さん講演会」と市民による合唱「ぞうれっしゃがやってきた」が開かれた。
NPO法人「Peaceやまぶき」が、「いのちを守りゆめをかなえるために、今もう一度かんがえてみましょう!」をテーマに開いた同イベント。川合善明川越市長のあいさつから始まった。
第1部は、メディアで活躍している鳥越俊太郎さんの講演「絶対に前向きに生きるコツ!」。東京都知事選出馬での経験談から始まり、現代の世界情勢をジャーナリストの視点を交えて熱弁。戦争問題を取り上げたほか、自らの闘病生活にも触れ、命の重みについて語った。最後に「どうやって最期を迎えるかが大事」と締めくくると、会場に大きな拍手が起こった。
第2部は、2歳から70歳までの団員100人から成る「川越ぞうれっしゃ合唱団」による合唱「ぞうれっしゃがやってきた」。「ぞうれっしゃがやってきた」は同名の絵本が原作。透き通る子どもの歌声と力強い大人の歌声がハーモニーとなって会場に響いた。客席では合唱に合わせて歌う子どもたちもおり、「かわいい歌声が心の癒やしになった」と語るシルバー世代も多くいた。
会場には老若男女が訪れ、「感動した」と涙する女性の姿もあった。