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川越で「矯正展」 関東甲信越の刑務作業製品集結

刑務所作業製品の中でも特に人気の「マル獄」シリーズ

刑務所作業製品の中でも特に人気の「マル獄」シリーズ

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 ウェスタ川越(川越市新宿町1)で9月12日・13日、関東甲信越の「矯正展  刑務所作業製品展示即売会」が行われ、2日間で合計1万3000人以上が来場した。

ご当地ヒーローも登場

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 矯正展は、刑務所が社会的に果たす役割や受刑者の更生活動をPRするために開くイベント。社会復帰を目指す受刑者が、職業的な技能を身につける活動の中で製作した製品を販売している。本来は刑務所単位で行われるイベントだが、今回は関東甲信越の刑務所が集結し、合同で矯正展を開いた。主催は東京矯正管区川越少年刑務所、公益財団法人矯正協会事業部。各刑務所の受刑者が製作した製品を販売するほか、矯正展の趣旨に賛同した地元企業によるグルメコーナーの設営、スタンプラリー、ご当地ヒーローショーなどが行われた。

 受刑者が製作した製品は木工製品や靴、鋳物製品などさまざま。女性刑務所の栃木刑務所ではエプロンやトートバッグなど、主婦層に向けた製品を製作・販売するなど、刑務所によって製品の特色が異なる。中でも、刑務所をイメージした「獄」の字と和柄の生地を組み合わせて製作された「マル獄」シリーズのバッグやスマートフォンケースなどは特に人気だという。

 ステージでは両日、埼玉県公認ヒーロー「埼玉戦士さいたぁマン」、埼玉県羽生市を中心に活動する小学生ヒーロー「羽生大使ボーンウィング」、埼玉県行田市にて活躍する「彩光戦士サイセイバー」、埼玉県比企郡川島町にて活躍中の「田園戦士かわじマン」らによるヒーローショーが行われ、来場者との記念撮影などに応じた。

 法務省東京矯正管区の大竹聡さんは「地域の人たちの支えがあってこその刑務所。暗いイメージを持たれることも多いが、こうしたイベントによって刑務所の社会的役割を知ってもらえるきっかけになれば」と話す。「自分たちの作った製品が売れると、受刑者も社会復帰に対するモチベーションが高まる」とも語る。

 矯正展での製品売り上げの一部は犯罪被害者支援団体の活動に助成している。

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