子どもたちが手話と歌、ハンドベルでクリスマスソングを演奏しながら街を巡る「クリスマスキャロリング2025」が12月20日、川越中心市街地で行われる。主催は任意団体「tane.(タネ)」。
同イベントは、今年で11年目。手話を身近に感じてもらうとともに、地域との触れ合いを生み出すことを目的としている。今年は小学生と保護者ら約50人が参加。赤いマフラーと帽子を身に着けた子どもたちが、川越まつり会館、時の鐘、りそなコエドテラス、蓮馨寺、小江戸蔵里、クレアパーク、川越駅東口など市内14カ所を巡りながら演奏する。
協力団体には「和サンタ」のほか、立教大学手話サークル「HandShape」、吹奏楽チームなど多彩なメンバーが加わり、合同ステージや応援演奏を行う。フィナーレはウニクス川越の特設ステージで行い、「赤鼻のトナカイ」「きよしこの夜」などの楽曲を手話と歌で披露する予定。
同団体は、今年始動した手話音楽プロジェクト「安心安全ありがと防災」が、日本音楽健康協会の「音健アワード2025」コミュニティ部門で優秀賞に選ばれるなど、手話と音楽の融合を主軸にした活動が注目を集めている。
共同代表の川越ますみさんは「皆さまの温かな応援に支えられ、今年で11年目。このキャロリングは、子どもたちが『手話と音楽』で思いを届けながら、川越の街に笑顔の明かりをともす取り組み。一人ひとりの小さな声と手の動きが重なり、街全体が優しい空気に包まれる時間を、今年も多くの皆さまと分かち合えたら」と話す。「子どもたちの演奏を通して、皆さまの心にも幸せの光がともりますように」とも。
開催時間は13時~19時。雨天決行、荒天中止。