川越のやまぶき会館(川越市郭町1)で8月7日、「JAZZ Orchestra Concert in 川越」が開かれる。主催は市施設管理公社。
出演するメンバーは、同公社が運営するアーティストバンクに登録しているピアニスト・作曲家の杉本ゆみさんを中心とするメンバー15人で構成。スタンダードなジャズナンバーだけではなく、民族楽器なども取り入れた「ジャンル間の垣根のない音楽」を披露する。当日はスコットランドから来日するジャズピアニストAlan Benzieさんがピアノを演奏するなど、海外からのアーティストも参加する予定。
杉本さんは大学卒業後、一般企業で6年半勤めた後に米国のバークリー音楽大学へ入学し、首席で卒業。帰国後は3枚のアルバムをリリースし、リサイタルを開催するなど精力的に音楽活動を行っている。「子どものころからクラシックピアノを習い、日本の大学時代もバンドでキーボード演奏をするなど、音楽には常に触れる生活をしていた」と杉本さん。「社会人になってしばらくして、音楽をまた学んでみようかなと思い勉強をしていたときに、バークリー音楽大学での講師経験を持つ先生の短期講座を受けたのが音楽大学入学のきっかけ」とも。
今回行うコンサートに集うメンバーは杉本さんの音楽大学時代の仲間や、コンサート活動を行っていく中で知り合った演奏者などが中心となっている。「ジャズ作曲科を卒業したが、日本の童謡や民謡、各国の民族音楽など、ジャンルにとらわれずに演奏したり編曲したりしている」と杉本さん。同コンサートでも「とおりゃんせ」「故郷」などの日本の楽曲をアレンジして披露する。
開演は15時(14時30分開場)。入場料は2,500円。全席自由。チケットは川越市やまぶき会館で販売する。