川越の小江戸蔵里(川越市新富町1)で7月2日、声楽コンサート「蔵で聴くコンサートシリーズ 星空へ寄せる想い チェンバロの音色にのせて」が開かれる。
出演する「コロスタシア・アネックス」は6人の女性声楽家たちで構成するグループ。普段はそれぞれ別に活動をしている演奏仲間が集まり、さまざまな時代の声楽アンサンブル作品を研究・編曲し、発表することを目的に活動を展開している。
メンバーの一人、民秋理さんは「たいていの演奏会はその演奏会のためだけに人員が集められ、演奏会が終了すると出演者同士の関係も途切れてしまうことが多い。そこで定期的に同じメンバーで集まって作品研究や練習を行うことで、それぞれの得意分野や新しい知識を共有し、メンバー同士で良い相乗効果を生み出せるようなグループを作りたいと思ったのがきっかけ」と話す。
コンサート当日は、チェンバロを使ったバロック音楽や黒人霊歌、日本の伝統的な唱歌や童謡など幅広い楽曲を演奏する。
同メンバーの森有美子さんは「コンサート中は会場の蔵も普段の様子とはまた違った雰囲気になると思う。ぜひ多くの方に体感していただければ」と話す。
当日は来場者に土産として、森さんが製作した低糖質のスコーンを進呈する。森さんは声楽家として活動する傍ら、ネットショップ「サルティンボッカ」で糖質制限を行っている人に向けた「糖質オフ」のスコーンを製作・販売している。
同公演の翌日、7月3日に蓮馨寺(連雀町)で開催する「川越ファーマーズマーケット」にも出店する予定。森さんは「病気などの理由で糖質制限を行っている人には『制限中でも甘いものが食べられる喜び』を、そうでない人にとっても『おいしい』と感じてもらえるようなお菓子を提供していきたい。ぜひ味わっていただければ」と話す。
16時30分開場、17時開演。入場料は2,500円。問い合わせはコロスタシア・アネックス(090-8315-8517)まで。