
自閉症をはじめとする発達障害の啓発を目的としたイベント「ライトイットアップブルー川越」が4月13日、ウニクス川越にぎわい広場とウェスタ川越交流広場(以上、川越市新宿町)で開催される。主催は実行委員会と一般社団法人「びさいの芽」。
毎年恒例の同イベント。「自閉症をはじめとする発達障害の啓発を目指して開いている。障害を持つ人が社会に出た際に、偏見のない、共に育ち合う社会を実現するための一助となることを目的としている」という。「希望と癒やしの色」と言われている青色は、自閉症の人やその家族にとって、「心が癒やされて落ち着いた生活を送ることができるように」と願いを込める。
当日は、川越駅前西口ペデストリアンデッキでバルーンを配布し、開会式を行う。ウェスタ川越交流広場とウニクス川越にぎわい広場で開く「こえどブルーマルシェ」では、地元の店や福祉事業所など約20店が出店。革・パソコン部品を使ったハンドメード製品・もち麦を販売する「Able!FACTORY」 、カレーピラフ・タコライス「caf?? Solare」をはじめとする飲食店や「アトリエ gifted」によるポケモン折り紙・コスメ絵の具、「手をつなぐ育成会」によるアロマやせっけんのワークショップのほか、ソニー生命が手形足形を使ったフレーム作成なども行う。
ウェスタ川越多目的ホールでは、特別基調講演「障害のある子の保護者のためのセミナー」も開く。第1部では、講師として一般社団法人「絆川越相続センター」理事の江花真鈴さんを招き、「障害のある子の親なきあとのお金の話~成年後見制度と遺言書」をテーマに講演。続く第2部では個別相談会を行う。
実行委員会の柏木優さんは「多くの方々にイベントに参加いただくことで、自閉症や発達障害についての理解が広がると考えている。たくさんの方に知っていただくことが、当事者や家族が暮らしやすい社会の実現につながると思っている。ぜひ、遊びに来ていただければ」と呼びかける。
開催時間は10時~15時。開会式は10時~、講演は10時30分~12時30分(要事前申し込み)。