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川越・蓮馨寺で「コエド芋パーク」 ステージショーやレシピコンテストも

行列が絶えなかった「やきいも処 DoCo? 弐番館」の「国立やきいも大学クレープ」

行列が絶えなかった「やきいも処 DoCo? 弐番館」の「国立やきいも大学クレープ」

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 川越市内外のサツマイモ農家・飲食店・菓子店などが出店する「コエド芋パーク」が2月15日・16日、蓮馨寺(川越市連雀町)境内で開催され、大勢の人でにぎわった。

川越・蓮馨寺で「コエド芋パーク」 ステージショーやレシピコンテストも

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 風も雲もなく青空が広がる暖かな週末、サツマイモ好きが「小江戸」川越観光で有名な同寺を続々と訪れ、入場を待つ人で行列ができた。入り口で受け取った会場マップで位置を確認したり、スタッフに聞いたりしながら、同行者と手分けして別々の店の列に並ぶ人の姿も見られた。

 さまざまな品種のサツマイモを、つぼ焼き、石焼き、炭火焼きなどで提供するほか、冷たいアイスクリームを添えたり、サツマイモ餡(あん)やクリームをのせたり、炙(あぶ)ってから提供するなど、注文を受けてから一手間加えて提供する店も多く、来場者の注目を集めた。

  「ママ友に誘われて、ママ友母娘と一緒に初めて来た」という市内在住の母娘は「焼き芋処 DoCo?弐番館」で焼き芋をのせた大きなクレープを購入。「事前にチェックしてクレープを買おうと思っていた」と話す。ネットでこのイベントを知って千葉から遊びに来た2人連れの女性は、その場で極細のサツマイモクリームを搾って仕上げる「oimo&coco.」の「焼き芋モンブラン」を手に、「30分並んだかいがあった」と笑顔を見せる。

 実行委員でJTB川越支店営業課グループリーダーの吉田修さんは「今年は初めて入場料制を取り入れ、どれくらい来てもらえるか不安もあったが、例年と変わらないにぎわいだった。初開催の『紅赤コンテスト』では、イベント本来の趣旨である川越芋の歴史・文化・伝統のアピールという点でも貢献できた。地元で紅赤の栽培や加工に携わる事業者が全国の専門店を抑えて初代グランプリに輝いたのもうれしい」と話す。

 野外ステージでは「さつまいも芋美体操」「第1回 紅赤コンテスト」、ご当地キャラクターや、ムーミンバレーパークからムーミンが登場するイベントなどを実施。講堂では、ものづくりのワークショップやEスポーツ、キックターゲットなどさまざまな体験イベントを行い、子どもから大人まで大勢が参加した。

 吉田さんは「来年も2月に開催を予定していて、全出店者が参加を前向きに考えている。さまざまな点でまだ検討が必要だが、冬の川越を代表するイベントとして地域を盛り上げていきたい」と意欲を見せる。

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