川越市からJリーグ参入を目指す「COEDO KAWAGOE F.C」が8月30日、「街灯フラッグ」の製作と掲出を行う「街灯フラッグ」プロジェクトを発表した。
同プロジェクトは、地域との一体感を深めるため新河岸駅中央商店会とのコラボレーションで進める。同クラブは、新河岸駅中央商店街と創設時から密接な関係を築いており、新河岸駅の除草作業や花植え、地域イベント「新河岸ワクワクフェスタ」への出店など、地域活動に積極的に参加している。商店会の50周年を機に、老朽化した街灯フラッグを刷新するために企画した。川越の街をさらに魅力的にすることを目指しているという。
製作するフラッグは合計35本で、主に東武東上線新河岸駅西口周辺に掲出する予定。デザインは、クラブカラーを基調にして、クラブエンブレムや新河岸の象徴である舟運のシルエットを取り入れたもの。これにより、「地域のアイデンティティーを表現し、通行人に親しまれる街並みを演出する」という。
製作・設置費用はクラブが負担するが、地域の応援を得るため武蔵野銀行のクラウドファンディング(CF)プラットフォーム「IBUSHIGIN」を活用する。同クラブの活動を知ってもらい、賛同する仲間を増やすのが目的。
集まった資金の一部は、新河岸地域の小学校へのサッカーボール贈呈、駅周辺の老朽化した街灯照明の補修に充てる予定。
同クラブの有田和生社長は「創設時より今日まで、新河岸駅ロータリーの除草作業をはじめ新河岸駅中央商店会とはさまざまな地域活動をしてきたが、新河岸駅中央商店会の協力の下、東武東上線新河岸駅(西口)ロータリーや大通りなどを中心に35カ所でフラッグを掲げることになり、今回はCFという形でプロジェクトを始めた。返礼品を通じて新河岸地域はもちろん、川越の街の魅力発信にもつながれば。皆さまの協力をお願いしたい」と呼びかける。
CFは9月30日まで。街頭フラッグの掲出は10月ごろを予定。