ピアニスト・吉田太郎さんのピアノリサイタルが11月23日、川越西文化会館メルト(川越市鯨井)で開催される。主催は同館を運営する公益財団法人川越市施設管理公社。
吉田さんは川越市在住。県立川越高校音楽部を卒業後、国立音楽大学在学中に留学したウィーン市のクラシック音楽の文化に影響を受け、地元である川越で音楽活動を開始。2018(平成30)年に「上質なクラシック音楽をカジュアルに提供する」ことを目指した音楽団体「オトムスビ」、2022年にはオトムスビ主宰による新規合唱団「Ensemble OTOMUSUBI」を立ち上げた。地元ホールやレストランなどでコンサートの企画運営、演劇団体や短編映画への楽曲提供や市内のストリートピアノ文化普及活動など、活動の幅を広げている。
川越市出身である演奏者のコンサートを開催することで地域文化の向上を図ることを目的に開く同イベント。当日は、ショパンの「ノクターンOp.9-2」「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」、ラヴェルの「ボレロ」などを演奏する。
同施設館長補佐の湯浅光平さんは「地元のアーティストが出演することで、地域の方にアーティストとの親近感を感じてもらい、今後の活動を地域で支えていただければ」と話す。「この機会に多くの人に来場いただき、吉田さんの魅力を発信していただければ」とも。
13時30分開場、14時開演。チケットは2,000円。全席自由。川越西文化会館メルト、川越市やまぶき会館、川越南文化会館(ジョイフル)、オンラインで扱う。